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喀血とは?

結核と言えば、口から血を吐く症状が連想されるかもしれません。
この症状は喀血 (かっけつ) と呼ばれ、
咳とともに気管支や肺から、血の混じった痰が排出されることです。
つまり、呼吸器系からの出血です。

なぜ肺から血が出るのか

喀血の原因は、肺の血管や気管支、大動脈から出血することです。
気管支や肺の出血は、肺の損傷や結核などによって起こります。
疑われる疾患は、肺結核、肺がん、肺炎、慢性気管支炎などです。
外傷としては、胸部外傷や気管支異物などが考えられます。

以上のように、喀血は結核だけが原因で起こるわけではありません。
したがって、喀血したからといって結核と判断することはできません。

喀血したら死亡する?

戦争直後の時代を舞台にした物語などでは、
登場人物が肺結核を患い、喀血して死亡する場面が描かれることがあります。
結核になって喀血したら、それは死を意味するということでしょうか。

喀血が直接死につながるわけではありません。
ただ、喀血には窒息というリスクがつきまとうため、
多めの血が吐かれるような場合は注意が必要です。

実際に結核で喀血することはそれほど多くなく、
入院して適切な治療を受けている人ならば、
喀血を起こして死亡するケースは極めて稀です。