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結核病棟の感染対策

結核病棟は常に結核患者から排出される結核菌が飛散しているため、
その飛沫核の拡散を防がなければなりません。
結核病棟では、どのような感染対策が施されているのでしょうか。

結核の感染を防ぐ対策

結核病棟では基本的に次のようなことが行われています。

紫外線空気殺菌器の設置
結核菌を紫外線で殺菌する装置です。
病棟や各病室に設置します。
陰圧換気
陰圧とは、ドアを開けても結核菌が部屋の外へ出て行かないような気圧のことです。
また、1日に何度も空気を入れ替えます。
専用エレベーター
結核病棟へ向かうエレベーターを専用のものにします。
結核患者と健常者が同じエレベーターに乗ることを避けるためです。

このようなことは結核専門の病院ならば整っているはずですが、
一般の病院ではそうもいきません。
やはり結核治療には、結核専門の病院を選んだほうがよいでしょう。

病院選びのポイント

結核の病院選びの注意点は、
まず結核病棟のある病院は少ないということです。
そのため、一般の病院で診察を受けて、
結核であることが判明、またはその疑いがある場合は、
結核病棟のある病院や専門病院に移らなければならないこともあります。

もちろん一般病院で入院治療することもできますが、
十分な設備が整っていなかったり、専門医がいなかったりするので、
その点には注意が必要です。
結核専門の病院では、結核菌を診断する検査機器が最新であることが多く、
短期間で検査ができて、治療も順調に進められるメリットがあります。

看護師はどう対策している?

結核病棟の看護師は、結核菌を吐き出している患者と長い間接しています。
看護師は患者と接していても大丈夫なのでしょうか。

看護師は、N95マスクをしっかり装着しているため、
結核菌に触れても感染しません。
当然ながら、このマスクは結核内科の医師なども装着しています。

ただし、マスクが少しずれたりした隙に、結核菌が入ってくることもあります。
やはり結核病棟の看護師は危険な業務に携わっていることになるため、
特別な手当てが給付されています。
そうでないと、一般の病棟で働く看護師と不公平になるからです。

結核病棟に採用された職員は、全員にツベルクリン反応検査を受けさせます。
ツベルクリン検査で陰性の人には、BCG接種を行います。
また、年に1回胸部X線検査を行います。