1. ホーム
  2. 結核の治療
  3. 通院治療と入院治療

通院治療と入院治療

結核は感染症であり、人に移る病気なので、治療には慎重を要します。
排菌が認められる場合は、入院が必要になります。
発病していても排菌していない場合は、人に移る心配はないため、
通院しながらの治療でも大丈夫です。

入院治療について

結核患者の多くは排菌があるため、基本的に入院治療となります。
結核菌を微量に排出している患者も入院しなければなりません。

入院期間は排菌しなくなったことが確認されるまでで、
平均的には約3ヵ月です。
もちろん、入院や治療の期間は患者によって異なります。
正しく薬を服用していれば、2ヵ月ほどで排菌がなくなることもあります。

排菌がなくなれば退院が可能ですが、結核が治ったわけではないので、
その後も治療を続ける必要があります。
そうでないと、病気が悪化して再び入院が必要になります。

結核は薬物によって治療する

結核の治療は、基本的には11種類の薬の中から3~4種類の薬を使います。
服用期間は約6ヵ月ですが、経過や病状によってはそれ以上になることもあります。

メインで使う薬 (第1選択薬)
イソニアジド
リファンピシン
ピラジナミド
エタンブトール
ストレプトマイシン
臨時的に使う薬 (第2選択薬)
カナマイシン
エンビオマイシン
レボフロキサシン
パラアミノサリチル酸
サイクロセリン
エチオナミド

結核を悪化させないためには、薬を指示通りに飲むことが大切です。
自己判断で服用を中断したり、服用方法を勝手に変えたりすると、
結核菌が耐性を持って薬が効かなくなります
そうなると、通常よりも多くの薬を長期間服用し続けなければなりません。
ひどい場合は病巣を切除しなければならなくなり、
手術治療が必要になって、負担が増大するばかりです。

公費負担制度

結核の治療費は、感染症法による公費負担制度があります。
公費の負担額は、入院や外来、世帯の所得税額によって異なります。
詳細は保健所や医療機関などに問い合わせてください。