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結核の種類

結核は肺だけの病気ではありません。
たしかに最も多いのは肺結核 (80%以上) ですが、
結核菌は肺から血液の流れに乗れば、全身の部位に感染します。
感染した場所によっては、生命の危険が高かったり、
治療が困難なこともあるので、肺に潜んでいるうちに治すことが大切です。

腸の結核

結核菌が腸に感染して発病すれば、腸結核となります。
腸結核は多くの場合、回盲部に起こります。
肺結核が高齢者が多く発症するのに対し、
腸結核は30~40代、特に女性が多くかかる病気です。

骨の結核 (脊椎カリエス)

肺の結核菌が血流に乗って結核菌が骨に達したり、
骨に隣接している臓器から結核菌が移ったりすると、
骨にも結核が起こる場合があります。
骨の結核は、骨をゆっくりと浸食して変形させたり、膿瘍を作ったりします。

皮膚の結核

皮膚の結核の発症経路は、真性皮膚結核と結核疹に分類されます。
真性皮膚結核は外部または肺からの結核菌によって発病し、
結核疹は他の部位の結核が皮膚の症状を誘発することです。

結核性髄膜炎

結核菌が髄膜に感染して発症すれば、結核性髄膜炎となります。
髄膜は脳と脊椎を覆っている膜のため、
これが結核に冒されると、生命の危険も高くなります。

結核性心膜炎 (収縮性心膜炎)

結核菌が心膜に感染すると、結核性心膜炎を発病することがあります。
肺結核と同様に治療できる病気ですが、
収縮性心膜炎という後遺症を残すことがあります。

その他の結核

結核菌は、皮膚や骨以外にも多くの場所に移ります。
その振る舞いは、がんの転移とよく似ているかもしれません。
がんほど全身に広がる可能性は高くありませんが、
病巣が広がるほど、治療は難しくなるので、
早期発見・治療が大切なのは言うまでもありません。