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腸の結核

結核菌が腸に感染して発病すれば、腸結核となります。
腸結核は多くの場合、回盲部 (小腸から大腸への移行部) に起こります。
肺結核が高齢者が多く発症するのに対し、
腸結核は30~40代、特に女性が多くかかる病気です。

腸結核の症状と検査

腸結核の症状は、慢性的な腹痛、体重の減少、下痢などです。
まれに合併症として、腸閉塞や腸穿孔などが起こることもあります。
また、腸結核が進行すると結核性腹膜炎を誘発します。

画像検査の所見では、患者の半数近くが活動性肺結核を伴っています。
そのため、肺結核の患者が便検査をした際に、偶然見つかることがよくあります。
診断にあたっては、大腸内視鏡下を使った検査をします。
そこで乾酪性肉芽腫を認められた場合、腸結核であることが確定されます。

なお、腸結核はクローン病と誤診されやすい病気です。

腸結核の治療

腸結核はほとんどの場合、外科手術の対象にはならず、
抗結核薬を用いた化学療法が基本です。
肺結核とは異なり、活動性潰瘍がある場合でも、
化学療法を4週間続けるだけで改善の傾向がみられます。
化学療法は数種類の薬を組み合わせて治療を進めますが、
副作用として、腎障害や肝臓障害、聴力障害などが危惧されます。