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結核性髄膜炎

結核菌が髄膜に感染して発症すれば、結核性髄膜炎となります。
髄膜は脳と脊椎を覆っている膜のため、
これが結核に冒されると、生命の危険も高くなります。

脳近くの病気ゆえに多くの症状が起こる

結核性髄膜炎を発症すると、発熱や頭痛、意識障害などが短期間で進行します。
また、治療したとしても、難聴や失明、水頭症などの重い後遺症が残ることもあり、
適切な治療を早期に受ける必要があります。

亜急性に発症した場合は、頭全体に強い頭痛が起こり、発熱もあります。
また、首が硬くなって、下を向くのが困難になります。
進行すると、さらに意識障害を起こして、
視力障害やけいれん、髄膜脳炎、脳底髄膜炎を生じることがあります。

結核性髄膜炎の診断

結核性髄膜炎は、次のような場合に診断されます。

  • 白血球の増加
  • ツベルクリン反応で陽性
  • 胸部X線で異常が見られる

このほかに、髄液の検査、結核菌の塗抹検査・培養なども行われます。

頭部CTとMRI検査では、くも膜下槽の増強効果が確認されます。
進行している場合は、結核腫の形成、水頭症や梗塞巣の合併などが確認されます。
仰向けになった患者の頭を持ち上げると、硬い抵抗を感じます。

診断には髄液の所見が重要となり、結核菌が検出された場合に確定されます。
早期に治療を開始することが大切で、
診断や治療が遅れると、死に至る恐れもある病気です。
後遺症が残る確率は約25%で、死亡率は 20 ~ 30% とされています。