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結核性心膜炎 (収縮性心膜炎)

結核菌が心膜に感染すると、結核性心膜炎を発病することがあります。
肺結核と同様に治療できる病気ですが、
収縮性心膜炎という後遺症を残すことがあります。

収縮性心膜炎とはどのような病気か

心臓は厚さ数ミリの心膜に包まれています。
心膜には次のような機能があります。

  • 心臓の柔軟性や大きさを調節する
  • 炎症を防御したり摩擦を緩和したりする
  • 心臓を一定の位置に保つ

収縮性心膜炎になると、心膜が瘢痕化して線維性肥厚を起こすようになります。
すると、石灰沈着を招いて、心臓の緊縮により、
心室の拡張が正常に機能できない状態になります。

収縮性心膜炎は、原因が特定できないことが多い病気です。
以前は結核性のものがほとんどでしたが、
最近では、特発性心膜炎が増えてきています。

どんな症状が出るか

心膜の肥厚や癒着、硬化による心臓の拡張障害が起こります。
特に右室の拡張が十分になされなくなり、静脈系がうっ血してきます。
左室の拡張へも支障を与えますが、
肺の血流量が減っているため、肺うっ血はあまり見られません。
また、静脈圧が上昇することで、腹水、肝腫大、浮腫などの症状も表れます。